MICROSCOPEマイクロ
スコープ治療

先進のマイクロスコープ治療

マイクロスコープは、対象物を数十倍まで拡大して診ることができる手術用のデジタル顕微鏡であり、元々は眼科や心臓外科、脳神経外科などの精密な治療において用いられてきた機器です。

日本国内の歯科医院でのマイクロスコープの普及率はまだ数パーセント程度ですが、アメリカでは1998年に根管治療の専門医はマイクロスコープを使用することが義務付けられているほど、歯科治療において重要な機材であると言えます

歯科治療とマイクロスコープ

歯科治療は、暗いお口の中で非常に細かく複雑な形態をした歯や歯の根の中を診査し、緻密な治療を行わなければなりません。マイクロスコープを用いることで、治療する部位を20倍以上の大きさに拡大し、さらに強力な光源で暗い口の中を明るく照らしながら、鮮明な視野で治療を行うことができます。

また、「根管治療を週１回を１年以上続けているが治療が終わらない」といったお悩みで当院にご相談に来られる患者様が多くいらっしゃいますが、これらの原因として考えられるのが、取りきれていない細菌感染があることや、歯にひび割れが生じているケースです。

そうした虫歯や細菌感染物の取り残しや、極小さな歯のヒビなどの問題の発見においても、マイクロスコープを用いることで、従来の肉眼治療では成し得なかった精度で行うことが可能となります。

「拡大視野」により
診断・治療の精度が飛躍的に向上する

マイクロスコープを用いて歯科治療を行う最大のメリットは「これまで肉眼で確認できなかったものを実際に見ながら治療ができる」このことに尽きます。

経験からの推測に頼っていた治療ではなく、拡大された患部を直視しての診断・治療が可能となり、治療成績は飛躍的に向上するとともに長期的に安定した経過を得やすくなります。

さらに、細部まで鮮明に見えることで無駄のない治療を効果的に行うことが可能となり、結果として治療期間を短縮でき、患者様へのご負担の軽減につながるのです。

「録画撮影機能」により、
目で見て納得できる説明と治療が可能

マイクロスコープは高性能の内蔵カメラを搭載しており、患者様にもモニターを通して肉眼では決して見えない世界をご覧いただくことができます。また、マイクロスコープには術者が治療中に見ている画像を録画して記録する機能もあり、治療前から治療後までの画像を記録し、いつでも見ることができます。

これら機能を駆使することで、各治療前のご説明の際には、患者様に拡大画像をご覧いただきながら、現在のお口の状態と治療による変化を目で見て確認しながらご理解いただくことができ、ご納得した上で治療を開始することができます。

手鏡やレントゲンだけの説明では半信半疑のまま、不安を抱えて治療を受けてこられた方も多いかと思いますが、当院では、マイクロスコープの録画撮影機能を用いることで、全ての患者様に安心してご納得のもと、治療を受けていただける歯科医療をご提供しております。