ROOTCANAL精密根管治療

マイクロスコープを
駆使した「精密根管治療」

高度医療機器を完備。
精密で安全性の高い
根管治療をご提供します

先進の高度医療機器による
精密根管治療

根管治療は、歯の根の中の神経や血管などが炎症や感染している際に行う治療法です。重症化した非常に深い虫歯や折れてしまった歯、過去に神経を抜いた箇所が膿んできたなどが原因となり、放置すれば歯が痛んだり歯肉の腫れ、根の周囲組織に炎症が広がるといった症状が現れます。

根管治療は、歯の基礎の基礎といえる土台となる部分を緻密に整える治療です。歯を永く機能的に使い続けるためには、まず最初にやらなければいけない非常に重要性の高い治療と言えます。

同時に、根管治療は非常に難しく高い精度を求められる歯科治療でもあります。歯の根の中は細かく複雑な形態をしており、光の届かない小さく暗い箇所を治療しなければならないためです。そのため従来の根管治療では、術者の経験や勘に頼った不確かな治療になってしまう部分があり、安定した治療成績を得ることは非常に困難な治療でした。

そうした課題を解決し、根管治療に大きな変革をもたらしたのが「マイクロスコープ」「歯科用CBCT」「ニッケルチタンファイル」です。

ニッケルチタンファイルについて

ファイルとは、歯の根の中の汚染された部分を除去する際に用いる細長い治療器具です。ニッケルチタンファイルは、従来のステンレス製のものと比べ、非常にしなやかな特性を持ちます。その特性を活かすことで、複雑な形状の歯の根の中から緻密に感染源の除去を行うことが可能となり、同時に周囲の組織を傷つけてしまうリスクを抑えることができます。

ニッケルチタンファイルは、欧米をはじめとする歯科先進国においては、ほぼ100%の普及率となりますが、比較的新しい器具であり、さらに使いこなすには相応の知識と技術が必要であるため、日本の歯科における普及率は20％程度となっているのが現状です。

ニッケルチタンファイルによる
根管治療

当院では、より精度と安全性の高い根管治療をご提供するために、ニッケルチタンファイルによる根管治療においても、確かな知識と技術を習得したドクターが治療を行っています。

また、根管治療ではファイルの先が折れて歯の内部に残ってしまうことにより、再治療となってしまうケースも少なからず起こっています。当院では、そのリスクを最小限に低減するべく、治療ごとに常に新品のファイルに交換を行い、安全性にも十分に配慮した根管治療を提供しております。

マイクロスコープによる
緻密な根管治療

歯科治療において重要な機材

日本国内の歯科医院でのマイクロスコープの普及率はまだ数パーセント程度ですが、アメリカでは1998年に根管治療の専門医はマイクロスコープを使用することが義務付けられているほど、歯科治療において重要な機材であると言えます。

従来の治療では不確かだった、根の先の穴の状態を直接見ることができ、さらに削る範囲を必要最小限に抑えながら、感染部位のみを除去する緻密な治療が可能となりました。マイクロスコープを駆使することで、治療の精度を飛躍的に向上させることができるのです。

また、当院ではマイクロスコープを通して見える様子を、モニターで患者様にもご覧いただくことで、目で見て分かりやすい治療の説明においても活用しています。

マイクロスコープとは？

マイクロスコープは、対象物を数十倍まで拡大して診ることができる手術用のデジタル顕微鏡であり、元々は眼科や心臓外科、脳神経外科などの精密な治療において用いられてきた機器です。

日本国内の歯科医院でのマイクロスコープの普及率はまだ数パーセント程度ですが、アメリカでは1998年に根管治療の専門医はマイクロスコープを使用することが義務付けられているほど、歯科治療において重要な機材であると言えます。

マイクロスコープ治療について

歯科用CBCTによる診断と
的確な治療計画

歯科用CBCTの撮影データに基づく精査

そこで、当院で行うのが歯科用CBCTの撮影データに基づく精査です。従来のレントゲン画像とは異なり、CTでは一定の範囲を立体的に360度あらゆる方向から見ることが可能です。さらに、本当に必要な部分の必要な角度でスライスした断面も細かく見ることができます。

歯科用CBCTによる立体的なデータにより、これまでは想像でしかなかった治療前の根の中の複雑な構造や状態を詳細に確認することができるようになり、正確な診断、最善の治療計画の決定が可能となります。

マイクロスコープ、そして歯科用CBCTの双方の特性を最大限に活かすことで、複雑な根の中で、今まで不確かだった問題や見えなかった感染源に対してのアプローチが可能となり、精密な根管治療を行うことができます。

根管治療の質を左右する
無菌的な環境へのこだわり

ラバーダム防湿

より質の高い根管治療を行うためには、歯に新たな菌を入れさせない、可能なかぎり無菌的な環境で行うことが非常に重要です。そのために用いるのが、歯にラバーダムというゴムのシートをかけることで、お口の中と治療する歯を隔離するラバーダム防湿という治療法です。

当院では根管治療以外にも修復治療時など様々な処置でラバーダムを使用し、治療精度を高めています。

MTAセメントを100%使用

根管治療で感染源を取り除いた後は、新たに菌が侵入しないよう緊密に充填剤を詰めて封鎖する必要があります。しかし、保険治療に用いられる樹脂性の充填剤には、開封した時点で一定の細菌が存在するとされており、たとえ緊密に詰めたとしても細菌感染の恐れがあるのです。

当院で充填剤として用いるMTAセメントは、近年、“歯の神経を守る治療剤”として高い実績をあげており、アメリカをはじめ歯科先進国においては「これしかない」と言われるほど一般的な治療法です。MTAセメントは、封鎖性と殺菌性に優れ、本来歯に含まれているカルシウム系の物質を主成分とするため、人体への親和性も高く身体にも優しい素材でつくられています。

当院の精密根管治療では、このMTAセメントを充填剤として100%使用することで、細菌感染のリスクを最小限に抑える治療を提供しています。

将来的なリスクも見据えた
最善の治療法をご提案します

歯の神経を残すことは、歯の寿命を伸ばすためにも重要なことですが、あくまでそれは感染していない健全な状態の神経であることに限られます。

虫歯が進行して腐ってしまった神経や、痛みがおさまらない神経を残したとしても、痛みや腫れが慢性的に続いたり、歯の骨の中に膿を溜めてしまう重篤な病気（根尖性歯周炎）を引き起こしてしまう場合もあるため、除去しなければならないケースもあります。